9月12日(木)、約６年前より当社と産学連携の取り組みをさせていただいております杉野服飾大学テキスタイルデザインコースの皆様が、兵庫県加古川市のニッケ印南工場、並びにプリーツスカート等の縫製をされている原田繊維(株)をご見学されました。

当社ＨＰの産学連携コーナーにてご紹介させていただいております通り、授業のカリキュラムの１つとして、学生の皆様にオリジナルのタータンチェックのデザインを制作していただき、選ばれたデザインについては実際にニッケの工場で生地を作成。また、タータンチェックのデザインはアパレルメーカーへのプレゼンも実施しております。

また、もの作りの現場を実際に現地で体感していただくことを目的として、昨年より工場見学の取り組みを開始。昨年はニッケ岐阜工場にて糸をつくる『紡績（ぼうせき）』工程のご見学をして頂いております。

２年目の今回は、『織る』工程から『仕上げる』工程、そして仕上がった織物の品質検査をおこなう『試験』工程を見ていただきました。見学前の説明では、ニッケ印南工場長 米本様より製造工程についての丁寧なご説明を頂き、学生さんたちは熱心にメモを取られていました。

ニッケ印南工場は１９１９年（大正８年）創業当初から変わらぬレンガ造りの趣のある外観からは想像もつかない最新鋭の機械がズラリ（お見せ出来ないのが残念！）。高速織機を始め、ウールの織物に独特の風合いを生み出すヨーロッパ製の最新の機械の数々を興味深く見学されていました。

また、見学後は、機械だけではなく、色の管理を行う従業員のスキルについても質問があり、織物を生み出しているのはやはり『ヒトの技術』であるということも感じて頂けたのではないでしょうか。

印南工場見学後には、プリーツスカートなどの製造工程を原田繊維(株)で実際に見ていただきました。

CADによる型紙作成の見学だけではなく、プリーツスカートを畳む工程ではイケメン従業員のお兄さんと一緒に『たたみ』体験もして頂きました。お忙しいところ見学にご協力頂きました原田繊維(株)の皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

涼しくなる気配すらない蒸し暑い９月の１日でしたが、楽しい見学だけではない何かを見つけていただくことができた、かも知れません。

杉野服飾大学テキスタイルデザインコースの皆様、ニッケ印南工場見学にお越しいただきありがとうございました。

アカツキ商事はこれからも次世代の才能を応援していきます！